ネットワークエンジニアの仕事内容:仕事の基本的な流れ
- Career Magazine
- 2023年7月9日
- 読了時間: 3分
更新日:2023年7月22日

ネットワークエンジニアの仕事内容について
ネットワークエンジニアの仕事内容は、コンピューターネットワークの設計、構築、運用、保守などを担当する専門職です。この記事では、ネットワークエンジニアの仕事の基本的な流れを上流から下流に分けて解説します。
ポイント①: 上流工程(要件定義と設計)
ネットワークエンジニアの上流工程では、ユーザーの要件やビジネスニーズを把握し、ネットワークの設計と要件定義を行います。最初に、ユーザーとのコミュニケーションを通じて要件を明確化し、ネットワークの目的や範囲を定義します。次に、ネットワークのアーキテクチャやトポロジー、セキュリティ対策などの設計を行います。設計図やネットワーク図、技術仕様書などの文書を作成します。この段階では、ネットワーク機器やソフトウェアの選定、ネットワークプロトコルの設計も行われます。
ポイント②: 中流工程(実装とテスト)
中流工程では、上流工程で設計されたネットワークを実際に構築・設定します。ネットワーク機器の設置、ケーブルの配線、ネットワーク機器の設定、セキュリティ設定などが行われます。さらに、ネットワークの正常性やパフォーマンスを確認するためのテストを行います。ネットワークトラフィックのモニタリング、トラブルシューティング、セキュリティ脆弱性のテストなどが行われます。
ポイント③: 下流工程(運用と保守)
下流工程では、実装とテストが完了したネットワークの運用・保守を行います。ネットワークの正常な運用を確保するために、モニタリング、トラブルシューティング、パフォーマンスの最適化、セキュリティパッチの適用などが行われます。さらに、ユーザーサポートやトレーニングも担当し、ユーザーからの問い合わせやトラブルに対応します。また、ネットワークの改善やアップグレードも検討され、必要に応じて実施されます。
まとめ
ネットワークエンジニアの仕事の基本的な流れは、上流工程から中流工程、そして下流工程に分けられます。上流工程では、要件定義と設計が重視され、ユーザーの要件を把握し、ネットワークの設計を行います。中流工程では、実際のネットワークの構築と設定、テストが行われます。下流工程では、ネットワークの運用と保守が中心であり、正常な運用とトラブル対応が行われます。
ネットワークエンジニアの仕事では、さまざまなツールが使用されます。ネットワークモニタリングツール(例:Wireshark、Nagios)、ネットワーク設定ツール(例:Cisco Packet Tracer、Juniper Junos Space)、セキュリティツール(例:Firewall、Intrusion Detection System)などが一般的に活用されます。また、ネットワークエンジニアはネットワーク機器の設定や管理にコマンドラインインターフェース(CLI)を使用することもあります。
ネットワークエンジニアの仕事は技術的なスキルと問題解決能力が求められます。正確な要件把握と設計、効率的な実装、安定した運用と保守が重要です。また、常に最新の技術動向にアンテナを張り、自己啓発を続けることも重要です。
Comments